ここでは,手書き電子メールの技術情報を示します. 手書き電子メールが使いやすくなるかならないかは, どれだけ普及するかが鍵となります. 自分も手書き電子メールエディタを作ってみたいという方は このページの内容を参考にしてください. |
手書き電子メールのメッセージを表現するデータフォーマットには HandsDraw を使用します. HandsDraw の詳しい仕様はこちらでご覧になれます. |
手書き電子メールは日本語を転送しますので,MIME を使用します. そして原則としてマルチパートを使用します. ただし,どうしてもマルチパートが使えない場合は,シングルパートを使用することも例外として認めます. マルチパートで送るときは,HandsDraw データを記述するパートは原則として一つとします. |
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MIME-Version には 1.0 を記述します. |
Content-Type には,application/x-handsdraw を記述します. HandsDraw はテキスト形式なので,text/ も検討しましたが, PostScript が application/ を使用していること, 従来の電子メールクライアントソフトとの融合性がよいことから application/ を使用します. サブタイプとしては,当面 x-handsdraw を使用します. 将来,HandsDraw が普及した際には handsdraw を登録するつもりです. また,パラメータとして,charset と name を記述します. charset には,HandsDraw で使用している文字コードを記述します. そして,name には,拡張子として .hdf を使用した任意のファイル名を記述します. これは,従来のメーラから手書きエディタを起動するために記述します.
Content-Type の記述例を下に示します. |
<> |
エンコードは原則として使用しません.HandsDraw はテキスト形式であるため, エンコードを行うと,サイズが大きくなるだけでなんのメリットもないからです. しかし,なんらかの理由で使用する場合は,BASE64 エンコードを使用します. |
上記の規則を守った手書き電子メールエディタで送信する場合, ヘッダのメーラ名記述 X-mailer に penmail for HandsDraw を記述してください. 逆にこの記述があった場合は,上記の規則が守られていることを前提にメールの解析をすることができます. |