[インターネット電子メールと融合] [フォーマットはHandsDraw] [筆記再生で書いてるところを見られます] [だれがいつ書いたかがわかります] [文字認識も可能です]

手書き電子メール環境の紹介


インターネット電子メールと融合

 手書き電子メール環境は,バックボーンとして既存のインターネット電子メール(e-mail)を利用します. おそらく,今後最も標準的な電子メールが e-mail でしょう. e-mail を利用できる環境を持っている人は,すぐにでも手書き電子メールを利用できます.

 さらに,従来の e-mail とシームレスに融合しています. 手書き電子メールは,MIME の添付形式(multipart)で送信されるので, 従来のメールクライアントで受け取ることもできます.

 また,従来の文字メールを受け取り,それに手書きでコメントを 書くこともできます.


フォーマットは HandsDraw

 手書き電子メール環境で送受信するデータのフォーマットには, 手書きUI指向のドローデータフォーマット HandsDraw を利用しています.

 HandsDraw の特徴は,手書き電子メール環境の特徴ともなります. HandsDraw の主な特徴は次の通りです.

ファイルフォーマットはテキスト形式
データフォーマットはドロー形式
オブジェクトごとに属性を記録可能
論理座標系を採用
複数のページからなるドキュメントを表現

 HandsDraw の詳しい情報はこちらをご覧ください.


筆記再生で書いてるところを見られます

 HandsDraw では,書いた順番を保存できます. この情報を利用して,書いているところを再現させることができます.

 手書きでぐしゃぐしゃと書いてしまい,他人,もしかしたら本人も読めないということがおきるかもしれません. そこで,この機能で,一画ずつ書いているところを再現すれば, なんという文字であるかがわかります.


だれがいつ書いたかがわかります

 HandsDraw はだれがいつ書いたのかを保存できます. 手書き電子メールは,何人かの人が一つのメールにどんどん上書きしていくような使いかたが想定されます. このとき,どれを,だれが,いつ書いたのかがわかると,非常に便利です.


文字認識も可能です

 HandsDraw はドロー形式で手書きパタンを保存しているので, 手書き文字を必要なら文字認識にかけることもできます.

電子メールでは,メッセージが伝われば十分です. ただ,文章を他人に送り,それに手書きでコメントをもらって, それを参考に文章を変更するとき,手書きコメントを認識して変更作業に利用できれば, とても便利だと思います.