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はじめに
Tablet PC は米国マイクロソフト社が手書き入力に対応させた OS である Microsoft Windows XP for Tablet PC Edition を 搭載したパーソナルコンピュータの総称です．発売日も2002年11月7日と決まり，ハードウェア提供メーカも着々と準備を整えているようです． マイクロソフトは以前 Microsoft Windows for pen という OS を出していましたが， 今回の OS は以前のものに比べ力の入れ方がかなり高く，ペン入力普及を爆発的に加速してくれそうな気もします．
マイクロソフトは今回 Tablet PC を名乗るためのハードウェア条件 を定めました．この用件を満たさないと Windows XP for Tablet PC Edition は搭載することができません． Windows XP for Tablet PC Edition は単体パッケージでは販売されないため，この条件を満たさないパソコンでは 利用できないことを意味します．たとえば，日本唯一といっていいペン入力パソコンである SONY VAIO では， 残念ながら利用することはできません．
ここでは，Tablet PC に関する情報，といっても，しばらくの間は情報を掲載している web ページへのリンクを 紹介したいと思います．
関連 web ページ
Microsoft からの情報
ハードウェア
レポート
acer がやってきた（2002.9.25）
acer の TablePC を代理販売するシネックスが実機を持って来てくれました． じかに TabletPC にさわったのは初めて． B5 版のノートパソコンとしての機能は十分に整っていると思います． 肝心のペンコンピュータとしての能力ですが，やはりタブレットPCモードにしないとペンは使いにくいです． ノートブック PC モードでペンを使うと，画面がゆれてしまいます． ペンが普通の（ワコムのと同じような）ものと，小さい（PDA用のようなもの）がついていますが， 小さいほうは書きづらかったです．あくまでもちょっと操作するときのペンという感じです．
ソフトウェア的には，手書きメモ帳（Microsoft Jurnal）を使ってみましたが， 反応速度も十分あり，使いやすかったです．ペンを一箇所に止めていると （私はペン停留と呼んでいる技法），マウスの右クリックと同じになるのですが， これは使いづらかった．時間の調整が必要かなと思います．
Presented by Naoki Kato.